株式会社 東ア
http://www.kk-toa.com/ 本社 〒350-1222 埼玉県日高市 大字大谷沢667番地3 TEL.042-984-1270(代) FAX.042-984-1161 兵庫営業所 〒675-2103 兵庫県加西市 鶉野町1936-3 TEL.0790-44-0833 FAX.0790-44-0783 --------------------- 業務内容 金属加工(溶接・製缶)/設備工事/人材派遣業務/総合ビルメンテナンス/清掃/警備/設備管理 カテゴリ
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試作ストーブを実験場に運びこむ前に、外殻の耐熱試験を実施しました。 燃料は前日に山林から切り出してきたばかりの間伐材を使用します。 今回は杉の木ですが、樹木の種類は選びません。 木材の乾燥を必要とせず、含水率の高いままいきなり燃料とすることができるのが 他社製品と異なるこのストーブの最大の特徴です。 ※通常、ストーブ燃料の薪は6ヶ月ほど乾燥を必要とします。その理由は含水率 が高いと完全燃焼しない、また鋳物のストーブの場合は釜を傷めるからです。 燃料の投入は丸太のままで数本を炉の中にほうり込むだけです。 焚き付けには少量の廃紙・焚き木を使用します。 丸太の含水率にもよりますが、丸太本体に完全に炎が燃え移るまで若干の時間が必要 です。 もちろん ほうっておけば自然に炎が燃え移ります。 今回、燃料とした丸太は前日に切り出したばかりで含水率も高く、また生木を早く燃焼さ せるため必要なモノが間にあわずセッティングできていないため、丸太自体が燃えあがり 完全燃焼に至る迄の温度に上昇するのに約40分かかりました。本来の使用条件を充た していれば完全燃焼への到達時間は更に短縮できるはずです。 必要なモノの詳細はこのストーブの燃焼構造に関係しますのでここでは説明できません。 すみません。 全体の発熱状況を反射式温度計で測定します。 今回は外殻の耐熱(耐久)試験がメインです。高温に溶接部、鋼板が歪まずに耐えられ るかを確認します。 焚き付け時には煙突より白い煙がでますが、一度燃え上がれば完全燃焼を続けますの で煙突からの煙はほとんど透明です。 投入口の近くの外殻に1ヶ所の歪みが確認できました。今後、対策が必要な箇所です。 この部分は強度をあげることになります。(本体と外殻カバーの間に隙間が発生) この後、外殻を完全分解して見えない部分もチェックします。 まだまだ試験をしたい項目がたくさんありますが、今後は長時間の燃焼試験となります ので安全面も考慮し専用の実験場にて実施します。 いずれは松の木など油分が多く、これまでストーブ燃料としてはタブーとされた樹木 でも燃焼実験をしていきます。 ストーブ本体(釜)の強度は家庭用ストーブで実証済みです。釜を傷めず完全燃焼すれ ば「松喰い虫」などの被害に悩む林業関係者の方々のお役にも立てるかもしれません。 松喰い虫の被害を受けた松の木は伐採処分となりますが、その木を地面に寝かせて おくだけでは解決になりません。焼却処分が最善策となるそうですが、その焼却方法に 苦慮されているようです。
by kk-toa
| 2010-10-11 10:33
| 金属加工・設備工事
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